Tom Pettyの死因が公表される

Tom Pettyの死因がオピオイド系鎮痛剤など複数の薬剤の過剰摂取だったことが家族から公表された。Princeも同じような原因で命を落としてるし、ミュージシャンだけでなく、この鎮痛剤で命を落とす人は後を絶たない。

NMEあたりが報じている「不意のオーバードーズ」という表現だと、日本語でやや誤解を受ける感じがするけれど、FBでもそのような言葉で表現しているので間違いではないと思う。
過去のWIREDの記事とかプリンスと絡めたの記事HEALTH PRESSあたりにアメリカの医療事情を詳しく書いてます。
生前Tom Pettyは肺気腫や膝の痛み、手術した股関節の痛みなど様々な痛みを抱えていて、ここらへんもPrinceと似ているのだけれど、劇薬で痛みを和らげながらステージに立っていたと思うと色々と胸が痛みますね。。。

Our family sat together this morning with the Medical Examiner – Coroner’s office and we were informed of their final…

Tom Petty and the Heartbreakersさんの投稿 2018年1月19日金曜日

Def Leppardの旧作がストリーミングに来た

(メモブログなんで隙間があればネタをぶっこんで行きます)
「聴き放題」がちゃんと儲かると言われて久しいせすが、数年前に配信を巡って揉めてたDef Leppardが1月19日から過去のカタログの配信を開始してました。stereogumのレポート
(文中にSpotifyはまだとありますが、日本のSpotifyにはちゃんと1stから全部ありますね)

この記事にあるとおり2005年あたりからDef Leppardとユニバーサル・ミュージックの関係が思わしくなかったんです。特に配信やストリーミングに関する契約がなかなかまとまらずで、その間ネットでDef Leppardのカタログは残念ながら聴けないかライヴヴァージョンのみが聴ける状態でした。数年前にBon Joviともユニバーサルは契約を巡って揉めたこともあり一度はクビにしたりと、ちょうど狭間の時期は大御所的に納得行かないことも多かったのでしょうが、今回4年の交渉を経て契約締結の運びとなったとのこと。近年デラックス・エディションが出たりしていたので、徐々に関係が回復する兆しは感じられました。もはやインパクト的には不明ですが、今後もDef Leppard長く需要のあるコンテンツであり続けるでしょう。

たまに無性に「Pyromania」や「Hysteria」は聴きたくなりますし、改めて「Slang」あたりは時代的な背景も含めて評価されるべきだと思いますね。早速「Hysteria」のデラックス版のリマスターを聴いてますが、低音が増して今聴くには楽しい音になってます。ハードロックのフォーマットで最もミニマルで無駄の無い完成されたサウンドだと思います。

余談ですが、1983年1月20日に「Pyromania」が発売されたそうでちょうど35周年。日本人には「炎のターゲット」で通じますが本当は「放火魔」とういうエグいタイトルです。

https://itunes.apple.com/jp/album/hysteria-super-deluxe/1330650107

Tom Waitsの旧作リイシューの話

Tom Waitsのエレクトラ/アサイラム時代の作品が3月9日LP、23日にCDがドドンと一挙発売されるそうだ。 (https://www.kingsroadmerch.com/tom-waits/

現在の所属レーベルAnti-から7枚のアルバム。「Heart of Saturday Night (1974), Nighthawks at the Diner (1975), Small Change (1976), Foreign Affairs (1977), Blue Valentine (1978), and Heartattack & Vine (1980)」が出る。アナログとCD、アナログ盤にはダウンロードクーポンがつくとのこと。

Pitchforkの記事のとおり、昨年の10月にAnti-時代のリイシューは完了済みなので、間の抜けている残りアイランド時代の作品はどうなるのか気になるところです。

デジタル視聴でストリーミングとハイレゾ両方で聴きたいとなるとやはりアナログ盤を買わなきゃ行けないのか・・・モノが増えるという意味ではヴァイナルのリイシューブームはなかなか悩ましいものがあります。

Otis Taylorのライヴ映像

今日はOtis Taylorについて。この人については70年代に入る前までブルーズの世界でそこそこの評価を得ていたものの、食えなくなって90年代の半ばまで家具屋をやってたりして典型的な埋もれたなかから復活したブルーズマンなんだけど、ここ数年定期的にアルバムも出していて元気です。90年代の作品での独特なトランス感あるギターサウンドもないすだったんですけど近年の作品の地味ながら地に足のついたルーツ音楽も最高にいい。やっぱり結構浮遊感あるサウンドは健在なんだけれどより渋みが増してハズレが無い感じ。

ライヴ映像をたまたま見つけたんですよねジミヘントかもやっててライヴも凄くいい。3月10日に新譜を出すタイミングでこの名前が目に入って来た訳です。


Dylanの「Shadows in the Night」のVol2が出るかも

あくまで「ラノワの証言」から、という話ですがボブ・ディランの新作カヴァーアルバムの続編がもう一枚でるのでは?という話が浮上しているようです。

ネタ元はダニエル・ラノワのインタビュー、ラノワとディランがリリース前の録音をリスニングパーティーをしたという話ですが、そのとき聴いた21曲の録音のうちの10曲しかリリースされなかったという話で「実はもう一枚出すつもりだろ」という、発売云々に関してはどこまで真実だろうかという気もしますが、そういう事実があるということです。

「Shadows in the Night」はリリースしてから今年頻繁に聴いてる一枚なのですが、俗にいう「ディラン・シナトラを歌う」的な単純なカバー集というよりも、2000年代中半からのディランのライヴ演奏の変化とか、並走するように「theme time radio hour」のDJ稼業で発揮された選曲などで聴かれた幅広いポピュラー音楽の選曲などを追ってると出るべくして出た素晴らしく醸成されたアウトプットという印象。クリスマスアルバムといいこのカヴァーといい結構否定する方も時折見受けられますけど、進行形のディランという解釈の中ではとっても自然な一枚だと思います。

Bob Dylan Reportedly May Release a Second Volume of ‘Shadows in the Night’
Daniel Lanois confirms more Sinatra coming from Bob Dylan: ‘A sacred ground for him’

R.I.P. Leonard Nimoy スポック船長が歌うジョニー・キャッシュ

今朝レナード・ニモイが亡くなったというニュースが流れました83歳。(NY Timeの死亡記事が詳しい)。
スポック船長のことなどは映画系のサイトが伝えてると思うので、少しばかりかつて彼がリリースしたレコードの話を書こうと思います。
レナード・ニモイは個人名義で何枚かアルバムをリリースしていて、スタートレック関連のも含めると数字が曖昧なのですがソロ名義で6枚、その内1960年代後半から70年にかけて5枚のアルバムをナッシュビルの名門Dot Recordsから発売していますが、歌ものと朗読とが混ざっているんですが、カントリーやポップスをスゲエええ声で絶唱している訳です。

その時代の音源を中心にウィリアム・シャトナーの朗読レコードと混ぜて作った「The Best of Leonard Nimoy & William Shatner」というコンピかなり愛情溢れた好企画盤ですが、宇宙とカントリーとシェイクスピアが同居するというトンでもない内容にも関わらず不思議と整合性が取れているいい仕事です。
絶叫朗読で「ミスター・タンブリマン」や「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」の歌詞をシャウトするウィリアム・シャトナーのインパクトの強さに持っていかれがちですが、レナード・ニモイの歌がまたいいんですよね。。。
ディオンの「Abraham, Martin and John」、ジョニー・キャッシュの「 I Walk The Line」とか、ボビー・ヘブの「Sunny」なども歌っております。

Steven Wilson「Hand. Cannot. Erase」の試聴について

早速消されていたんで参考リンク (興味ある人は買いましょう)

こりゃすぐに消されるかもしれないけどSteven Wilsonの最新作ソロ4作目のフル音源。これをアップしていいのかな?というのもあるが、敢えて紹介する理由は後に記しています。

現代のプログレといえばこの人を差し置いて語れないだろうというスティーヴン・ウィルソン。彼の場合はPorcupine Treeの―というよりも、最近では5.1chリミックスの職人的な立ち居地でYESのようなクラシックプログレに加えてXTCとかのリミックスでここ数年ぐっと名を上げた。この作品も2chステレオよりも5.1chブルーレイオーディオで買うのが正と個人的には考えてる、だからこのフル作品をアップしたところで、この作品の魅力を4分の1も享受できているとは思えないのだ。

あくまで好みの問題だが特にこの最新ソロ作に関してはサラウンドを考慮して制作してるだろうから最初から自分の買いはBlu-rayオーディオ一択。だからといって日本盤の出てるCDもコレクターが欲しがるLPも否定はしないけど、結局のところその時代その再生環境を考慮した音作りに対して、どのように聴き手がオーディオ環境を整えて行くか?が割と大事でもはやCDだからハイレゾだからみたいなメディアで優劣論でひたすら同じものを買い直しさせられるのはナンセンスだと考えている。

そういう意味ではここの所の「LP最強論」もパッケージ売りたさにレコードメーカーが仕掛けているプロモーションの一環としか考えていない。CDの特性に合わせたいい音の作品も沢山ある訳だし、この作品の場合はスティーヴ・ウィルソンの最近の仕事ぶりを見ていたら自ずとBlu-Rayオーディオという選択肢で落ち着くと思います。先日「PROG Magazine」最新号のぶっといインタビュー入りの最新号も買ったし、それを読み検証しつつ、もう少し3月にでるBlu-rayヴァージョン聴きこんでから音について触れてみたいと思っております。

忘れかけていた「In My Life」という企画盤について

ビートルズのカヴァーについて少し書こうと思います。時々ビートルズの関する選曲、聴き放題とかで楽曲リストを作るという作業を頼まれたりするのですが、当然ながらオリジナル音源が無かったりする訳です。そうするとカヴァー曲をかき集めて来て「何とかいいカヴァー・バージョンを探して紹介する」となるのですが、たいてい個人的に印象に残ってる面白いカヴァーってそういったカタログに入ってない場合が多い。

例えばこのジム・キャリーの「I am the Walrus」こういう意外性のあるヴァージョンは当然ながら配信されてない。これはジョージ・マーティンが1998年にMCAでリリースしたビートルズ楽曲のトリビュート盤的ソロ作『In My Life』に収録されていて、今だと中古で手に入る感じなのかな。。。廃盤です。結構メンバーが豪華なんですよ、ジェフ・ベック、フィル・コリンズとかミュージシャンだけじゃなくて、ショーン・コネリーの朗読とか、あとジョン・ウィリアムズのアレンジの「Here Comes the Sun」とかヘンなのが結構入ってたりする。

当時トリビュート盤がドカドカ出てた時期で埋没された一枚だと思いますけど今聴くと結構面白い。ジム・キャリーのカヴァーは「真面目に歌え」という意見もあるけど歌詞の馬鹿ばかしさを考えたらこれ結構いいと思っています。あとこの中だとジェフ・ベックの「A Day In The Life」が一番有名なのかな、後に映画『Across The Universe』のサントラにも入ったり彼の後期の名演の一つに必ず挙げられるヴァージョンです。

ロビン・ウィリアムズとボビー・マクファーリンの共演による「Come Together」もこの作品には収録されています。製作ドキュメンタリーがYouTubeにあったのでリンクしておきます。今日はアカデミー賞授賞式、追悼枠で紹介されていたロビン・ウィリアムズ、そんな事もあり本作を想い出した次第です。

Dead50:トレイのインタビューから見えてくる7月のライヴ 01結構練習しているらしい・・・

ローリングストーンのサイトに7月のGrateful Deadのファイナルショウでギタリストに指名されたPHISHのTrey Anastasioのインタビューが掲載されています。そこからネタを拾いつつ、連日入ってくる情報やら証言をベースにちびちびと紹介していきたいと思います。

前説として50周年を迎えたDeadがちょうど20年前ジェリー・ガルシアが最後のショーをやったシカゴのSoldier Fieldで3日のショーをやることなど周知の情報を盛り込んでいるこの記事。Bob Weir、Phil Lesh、 Bill Kreutzmann、Mickey Hartのメンバー4人に加えてBruce HornsbyとJeff Chimentiというメンバーゆかりのミュージシャンたちとその関わりなどの紹介からも、トレイ=外様という微妙な距離感というか空気感が若干感じ取れます。

このライヴが発表した時点で少なからず「なんでトレイ?」とか「えキモックじゃないの?」とかいう意見も耳にしましたし、デッドヘッズの間でも賛否両論あったことはトレイも少なからず知っているでしょう。そういう意味では彼にとってもこれは挑戦といえます。

インタビューの中ですでにトレイがDeadのショウに向けた準備をしていることを明かしています、インタビュアーも「Garcia studies」という表現でハードル上げてますが、毎朝何時間かトレーニングをしていることや「昨日は「Help on the Way」を練習した」と言っていたり傍から見てもこのプロジェクトへの参加、結構大変そうです。

あとジェリーのソロ作「The Wheel」のスライドのフレーズを頭に叩き込んで自分流に取り込むといった作業を明かしています。「コピーで終りたくない」と発言している通りトレイとしてはジェリー・ガルシアのサウンドに近づきつつも色々とギタリストとして手探りの探求が始まっている模様。「Wheel」の入りのリフがジャンゴ・ラインハルト風だと感じたらジャンゴの作品まで掘り起こすといった結構時間の掛かる作業をやりながら、彼なりの表現が構築されている真っ最中といえるだろう。

ソース:Trey Anastasio on Dead Reunion Shows: ‘I Don’t Want to Just Copy Jerry’

海外サイトのMiles Davisのランキングを見て雑感

毎日、色々とウェブサイトをみているとやたら「なんたらランキング」というのは定番ネタとして根強いみたいで、今日はたまたまStreogumが「マイルス・デイヴィスのベスト30」なんてのをやってたので紹介します。

このランキングだと「Kind Of Blue」じゃなくて「On The Corner」を1位に持って来たあたりが作為的。ここら辺の操作って結構恒例だったりするけどすんなり「Kind Of Blue」が上に来ない状況って20年前から続いていたりするわけです、一時期の異常な「Bitches Brew」推しとかね。ただマイルスって「これが一番」というのは人の感性とか時代とか選者の趣味で大分変わってくるものだと思うんですよね。たぶんあと3年位したら「We Want Miles」が1番って奴が出てくるよ。それはそれでいいけど初期の音楽と70年代~80年代のマイルスだと同じ土俵で甲乙つけるのは中々抵抗がったりします。

ここだと1.「On The Corner」2.「Kind Of Blue」3.「Milestones」4.「A Tribute To Jack Johnson」5.「Sketches Of Spain」6.「’Round About Midnight」7.「Get Up With It」8.「Nefertiti」9.「Miles Smiles」10.「Miles Ahead」って具合だけど、ジャムっぽい音楽が好きな人なら自分なら「Live – Evil」「In A Silent Way」「Agharta」「Pangaea」「Dark Magus」あと「Big Fun」とかね挙げたらキリが無いですがここらへんの70年代の作品で抜け漏れがあったら聴いてみると発見も多いことでしょう。

ソース:Miles Davis Albums From Worst To Best