RIP GM

リアルタイム世代だから多いと思うけど、訃報を聴いて朝からジョージ・マイケルばっかり聴いている。
よくよく考えるとワム!よりもソロになってからのジョージ・マイケルのキャリアの作品は、一度も裏切られなかったというか、多様性の幅を広げてくれたアーティストの一人なんだよね。
当時、世間的に不評だった「Listen Whithout Prejudice Vol.1」は今でもフェイバリットアルバムの一枚だ。「Faith」より、キャッチーでももっと売れるヒット曲てんこ盛りのアルバムを期待されてたのだと思うが、よくよく考えたらそんなもの作るの無理だと判るし、あの境地に行くのが余りも早すぎて理解されなかったという意味では間が悪かったともいえる。彼は時代を一人だけポンと一飛びしてしまったのだ。
この死のタイミングで今年リリース予定だった25周年盤も半年くらい遅れで来年3月にリリースされるので、手のひらを返したように再評価されることは容易に想像できるけど、これでさんざんジョージ・マイケルと揉めたエピックというかソニーが追悼需要で潤うのはどうも納得がいかんな。。。というのが正直なところだ。

来年でソロキャリア30年目になるけど、これだけ才能の塊と言われながら4枚しかアルバムを出してないことに愕然とする。後半の方はスキャンダルで話題になるケースが多かったけれど、アーティストの自由を守るためにレコード会社に楯突いたのとか、後々明かされるセクシャリティの問題も含めて色んなアーティストの一歩前行くというか、人柱になった人のような感じが改めてする。

1987年から1988年を思い出すとマイケル・ジャクソン、ジョージ・マイケル、ホイットニー・ヒューストン、INXSのアルバムを持ってれば3分の1位全米No1が埋まる位こいつらの無双状態だったんだけど、その声の主は全員この世を去ってしまった。